大阪市 S邸
“光の井戸”が生み出す立体感
都心において東や南側に面した“理想の土地”を取得することは非常に困難だ。
土地が狭く、北あるいは西側にしか面していない立地も少なくない。
「好条件とはいえない立地に、日光をどうやって取り込むか」
この課題を最大限にクリアしたのが、以下のコンセプトである。
天空より光を取り込む“光の井戸”を設け、そこから各フロアーへと光が拡散していく。そのような空間が生まれることで、ただの箱型ではなく各階層に立体感が創造される。狭地でありながら、日当たりと狭さの問題をまったく感じさせない住まいとなり得る。また、側面にルーバーを入れることで、光と風を通しながらもプライバシーは守る設計となっている。
自然を効果的に生かす建築物を創造することで、都心の狭地も従来より何倍もの価値を発揮することが可能となる。
物件情報
- 建築場所
- 大阪府
- 構造
- 木造軸組工法
- 階数
- 3階建て
- 間取
- 4LDK
- 敷地面積
- 80.57㎡
- 延床面積
- 183.79㎡