2024年11月19日
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こんにちは。不動産部の山本です(^^)
皆さんにとって ‘‘〇〇な秋‘‘ といえば何ですか?もちろん私は、‘‘食欲の秋‘‘でございます(^^)新米に、脂ののったサンマ、ホクホクのさつまいもに・・・。おっと💦食事はバランスよく腹八分目に!!
さて、今回の取材訪問先は、令和6年10月26日OPENの「絲綢」SHI CHUさんです。
シルクロードの東の終着点とされる古都奈良で、メインストリートの一角にある奈良に「道明の帯締めのみを扱う専門店」がOPEN。石畳の廊下の先の屋号<絲綢>を掲げた暖簾をくぐると、和モダンな空間とほのかに香るさわやかな香りと共に物腰柔らかい店主がお出迎えしてくれました。
店主は、先代から長いお付き合いをさせていただいているお施主様です。歌舞伎好きから道明の帯締めに魅了され、沢山の方とのご縁がきっかけで開業されるにあたり、弊社で店舗改装させていただきました。
店内に入ると、一際目を引く「絲綢之路」と書かれた扁額がかかげられていました。
『素敵な扁額ですね。』
『こちらは、縁あって東大寺森本公誠長老に揮毫いただきました』と店主。
絲綢之路とは「絹の道=シルクロード」のことで、紀元前の昔から東西南北の壮大な文化交流の舞台となっていたそうです。
『先程から、ほのかにいい香りがしますね。』
『奈良時代から使われている、植物の ‘‘沈香‘‘ ‘‘白檀‘‘ ’’丁子‘‘ ‘‘甘松‘‘ を配合した、自然な香りのする香料の「裛衣香」(エビコウ)です。正倉院宝庫の宝物にも添えられていますのと、その昔邪気を払うともいわれていたとか。』と店主。
何処か懐かしい、心落ち着く香りに和んでいると、外国のお客様が来店。
流暢な英語で接客される、とても多彩な店主の人となりが伺える、素敵な一場面でした☆
ガラスケースには、繊細で美しい色柄の帯締めが陳列されており、各々に伝統色名の表示も添えられていました。
『一つの色に、こんな種類があるんですね・・・。』
『色柄も、組方も、何十種類とあります。また、一点一点、職人さんによって手染め・手組み制作されているので、二つとして同じものは存在しないでしょう。』と店主。その他、組紐の歴史やいろはに楽しみ方など、とても貴重なお話をお聞かせいただきました。
同伴者の酒井と二人、目をキラキラさせながら、取材ということを忘れてしまいそうになるくらい、素敵な時間に( ´▽` * )今回の取材を通して、組紐の歴史は奥が深い!そして、日本の伝統工芸は本当に素晴らしい!と再認識させて頂きました。
ご興味のある方は、是非、自分色の帯締めを選んでみてはいかがでしょうか。